石井 秀和

　千葉営業所の運転職として、タンクローリー車での危険品輸送を行っています。
　主には、積込先での積込、輸送、納入先での荷下ろし作業を行います。扱うのは化学液体であるため、単純に輸送するだけでなく、積込先/納入先/製品に応じたホースやホースの取付金具を使用し、積込先や納入先のタンクとタンクローリー車を接続して製品の移動をするという積み下ろし作業が発生します。
　その他、取扱の製品が変わる際に行うタンクローリー車のタンク洗浄、洗車、点検電気系統やエンジンオイルの車両点検等を行います。

　入社して間もないですが、先輩方はとても優しく、初めて行く納入先の情報から、道中の美味しい食事の場所や温泉の場所までいろいろと教えてくださいます（笑）。また、今まで行ったことがない納入先に輸送した際も、初めてで緊張した私を気遣い、納入が終わった頃の時間に「どうだった？」と電話をくださったり、営業所に帰ってきてからも「大丈夫だった？」と心配して声をかけていただいたりと、大切に想っていただいて、すごくありがたく感じます。
　また、千葉営業所には、運転職の他に、総合職、事務職もおり、営業所の管理、運行の手配等の仕事をしています。次の運行の指示をされる際も「ちょっと次きついかも・・・」と前もってお話していただいたりと気にかけて、優しい言葉をかけていただきます。
　皆さんから仕事の話も仕事以外の話も声をかけていただき、気兼ねなくお話ができ、困ったことも相談しやすい環境であると思います。

　面白い点は、全国のいろいろなところに行ける点です。元々ドライブが好きですので、今まで行ったことがないところに行けるのは楽しく、この道はこう続いているのかと思うこともあり、今後プライベートで旅行する際の参考になることもあります。今までは距離の近い東日本の納入先が多かったですが、今後は業務の幅が広がり西日本の納入先への輸送も経験できると思います。その中で新しい発見、経験ができることを心待ちにしています。
　また、ダイセル製品を輸送していることは、やりがいがあり、面白い点です。ダイセル製品は医療品や化粧品、お菓子の梱包など、暮らしに役立つものの原料として使用されます。自分が輸送することで、最終消費者に届くこれら製品の製造に携わっているということは、社会に貢献できているという想いを持つことができ、うれしく感じます。
　難しい点は、大型トラックで危険物を載せて輸送するという緊張感の中で仕事をすることです。一歩間違えれば多大な影響を与える製品を扱っています。絶対に事故を起こさないよう、その緊張を持ち、細心の注意を払い続けなければなりません。慣れることは大事ですが、慣れすぎてはならないと、肝に銘じ業務を行っています。

　元々ドライブが好きで、大型トラックの輸送をしたいと思ったのがきっかけです。あわせて、以前も運転職をしていましたが、重たいものを手積・手卸することがあり、体力的に大変でしたので、それがない液体か気体の輸送をしたいと考えていました。また、家族との時間を大切にするため、休日が多かったことも決め手です。
　実際に入社をしましたが、上記のやりたかったことは叶えられています。それに加え、給与面であったり、労働環境であったり、働いている人であったりと、思っている以上によい職場だと思っています。また、入って印象に残っているのは、安全に関する考え方がしっかりしている点です。荷積/荷降時等の手順書は、前職と比べてもとても細かいです。また、各営業所で安全に関する会議を定期的に行っています。危険品を扱っており、トラブルを絶対に起こさないため、会社としてしっかり力を入れていることをとても感じました。

　ダイセルグループの物流子会社であるという安定は大きな魅力であると思います。それに加えて、教育制度の充実と休日の取りやすさが魅力です。
　経験にもよりますが、私の場合は、入社後3ヵ月は見習いで、しっかりと先輩社員に付いて仕事をしました。数日、先輩社員の助手席に乗り一連の流れを教えていただいた後、製品荷下ろし後の営業所への運転から実際に業務を始めます。その後、製品の積み下ろしを手伝い経験を積んだのち、見習い期間も終わりに近づくと先輩の確認の元、一連の業務を一人で行います。その他、年1回の共育センターでの研修や、ドライバーズミーティング、安全に関する会議など、一人前になった後でも教育を受け続けられる環境にあります。
　また休日についても、年間122日の休日があります。土日祝は、運行の状況にもよりますが、基本的には休みです。勤務した場合も休日手当が発生します。土日祝に休みが取れるので、身体をしっかり休めることができ、家族との時間もとることができます。